福岡県はようやく緊急事態宣言が解除されました。 当院は外出を自粛されている方が多いため閑散としていますが、医療関係者のお客様は異なります。

 本日、お見えになった歯科勤務の方は毎日忙しいとのこと。 忙しくて暫くお見えになれなかったそうですが、右腰が痛くなって来院されました。

太ももの筋肉が硬くなっており右膝も痛いとのこと。 筋肉の状態をMMTで検査したところ、 両側の大腿直筋と右の外側広筋、右の大臀筋が機能低下していました。

 膝のお皿も特に右側が硬くなっていて下方へ動き辛くなっています。 骨盤を検査したところ、右の腸骨が外方へ開いており、仙骨下部が左へ寄っています。 左の仙棘靭帯が硬くなっていました。

つまり、右の仙腸関節の開きと左の仙棘靭帯が硬くなっているため、そこから筋肉への抑制信号が出て腰や膝に繋がる痛みが出ていたようです。 そして、これらを元に戻す施術をするとすっかり楽になりました。

しかし、なんでこうなったんでしょうか? 根本原因というか背景というかは分かりませんが、ご自分でついついしていることや、いつもと違うことを急に行った後から、症状が出てくることも多いようですよ。」とそんなことを話していると、 

「そうそう、私右足を組んで座っていることが多いんです。仕事中はずっとやってたりします。家では、床に直接座っていることが多いので足をくずした同じ姿勢で子どもとテレビ見てたりしています。」とのこと。

 日頃、無意識で行っている姿勢や動作が本当の原因だったということかもしれませんね。