30代女性のお客様

腰の痛みと肩こりがひどくて来院されました。

お話によると、

「リモートワークになって、自宅にパソコンを持ち込み仕事をしています。」

「自宅に机や椅子が無くて・・・。だんだん腰や肩の痛みが我慢できなくなって、、、。」とのこと。

今までも、腰痛が起こるたびに近くの整体や整骨院等に行かれていたそうです。

しかし、何回も再発するのでおかしいなと思っておられたそうです。

整体の先生から「仙骨が後ろに出ている。」と言われたそうです。

「あれ、判っているならそれを治してもらったのではないですか?」とたずねると。「うーん、直後はいいけれど、なんか治ってないんです。」と言うことです。

骨盤を詳しく調べてみると、仙骨がかなり後傾しており、更に腸骨が左右とも外側に移動(外側へ並行に開いている)しフィクセーション(移動した状態で固まっている)を起こしています。

おそらく、度々再発しているのは仙骨だけを戻して、腸骨を内方へ締めていなかったため、容易に仙骨の位置が後方へずれやすくなっていたことが考えられます。

いつも通り検査して、施術して再検査したところ、腸骨(PSIS)を外方に負荷をかけた状態のMMTでも反射や筋力発揮がしっかり見られるようになり、施術が有効だったことを確認できました。

もしも、MMTの再テストでまだ反応が弱く出るようであれば骨盤ベルトで圧着する方法をお勧めするところでしたが、次回来院するときまで様子を見て判断することに致しました。

リモートワークでお仕事されている方は、お体の調整だけでなく、机や椅子、照明、場所など基本的な環境を整える必要があるようです。