検査前の状況
左肩は柔らかく、右肩が硬い!
検査の結果
右の肩が前方に出ており、胸をすくめた姿勢をされていました。
両肩の僧帽筋上部繊維にコリがあるとの訴えがあり、押すと痛みがありました。
MMTの検査結果は右の小円筋、小胸筋が陽性となり機能低下が見られます。
また、上腕内旋位で烏口肩峰靭帯が短縮固着化(フィクセーション)しています。
施術
先ず、小胸筋にアクティベータでアジャストを行い、ゆるめました。
次いで、大胸筋や三角筋前部繊維、鎖骨下筋など肩や腕を前方に引っ張る筋肉を確認して緩めていきます。
更に、ここが重要なのですが筋肉だけ緩めても終了ではありません。
烏口肩峰靭帯などがフィクセーションを起こしている場合は、前述した筋肉を緩めても一過性に緩んだだけで、翌日~数日でまた筋肉が硬くなり、短縮してしまいます。
これは、フィクセーションを起こした靭帯などから発せられる抑制信号を隣接する筋膜が拾って筋肉の機能を低下させるためです。
したがって、硬くなった靭帯をリセットすることができて初めて施術終了となります。
また、施術が終了しても再発予防のためフィットネスプログラムは、 一般的なトレーニング種目だけでなく オーダーメイド感覚で提供することが重要と考えています。
おひとりおひとり、硬くなっていた筋肉や関節の動きが異なるからです。
結果
右肩の動きが後方へ動かしやすくなり、指先が触れるようになりました。
背中で合掌することまでできるようになり、大変よろこんでおられました!